ひとしきりウサギの姿でオナニーを楽しむと、元の女の体に戻るために
二つ足で立って体に力を加える。
ぴくぴく、ぎゅー、ぴくぴく、ぎゅー。セックスの快感を感じながら体が
どんどん盛り上がってきて、口元の二枚歯は口の中に納まっていき、
耳も短くなりながら顔の横へと移動し、複乳も消えていきながらメインの
おっぱいが盛り上がり、足も跳躍力のある足から普通の女の足へと戻って
いく。髪の毛も肩まで伸びてきて、茶灰色のウサギ毛も消えると、元の女の
体に戻る。
青いレオタードを皮膚の上に浮かび上がらせる。レオタードの意識である
アオレちゃんと心の中で話をすることにした。
「アオレちゃん、アオレちゃん。」
内気な性格なのであまり話しかけてこない。でもアオレちゃんのおかげで
変身出来るのだから、もっと話しかけるべきだと思う。まだアオレちゃんの
こと何も知らない。おずおずと意識の中に浮かび上がるアオレちゃん。
「どうしたの?」
「変身に夢中になって、話してなくてごめん。今思ったんだけど、服って
どうにかならないかな? よその家から盗むのもいけないし、自分で買う
のも難しい。。。元が男だから。レオタードの形を変えることって、出来ない
かな?」
「出来ないことはないけれど。。。気がついた? どこまで頑張れるか
試していたの。ごめんね。」
そうやって可愛く舌を出すアオレちゃん。
「見ていてね。それじゃ、男の人が絶対身に着けないものに変わって
あげるね。」
そうアオレちゃんが言うと、青いレオタードがむずむず動き出す。白く
変化すると白い布が幾重にも広がってきて、白いスカートがふわふわ広がり、
頭の上には白いレースが広がって純白の服に形を整えていく。ウェディ
ングドレスだ。男なら一生着ることのない。。。綺麗。女の体はいいなぁ。。
と思いながら、その超常現象に慣れてしまっている自分がいた。
「いろいろな服にも変化出来るの。イメージして体に力を入れるのは同じ。
服のイメージを訓練してね。それから幼児から老人まで変身も出来るし、
顔の形も変えられるのよ。たまには男の状態で変身してみて。私、男の人の
変身も見てみたいなぁ。。。」
アオレちゃんは優しく微笑む。っていうか、話を聞いてみたらあらゆる人に
変身出来るということじゃ。。。
白いウェディングドレス姿のまま、自分は喜んでいいのかどうか固まって
しまっていた。